AKB48の16期生が18日、東京ドームシティホールで単独公演を行った。16期生は昨年12月8日にお披露目されたばかり。

 お披露目から約1カ月で単独コンサートを開催するのはAKB48グループ史上最短で、学業のため休演した野口菜々美(13)を除く18人が、初々しいパフォーマンスでファン2000人を盛り上げた。

 この日はユニット曲などを含め約2時間半で25曲を披露した。お披露目以降、この日のために猛練習してきたといい、前田彩佳(16)は終盤のMCで「単独コンサートを行えるなんて夢にも思っていませんでした。正直、賛否両論もあったと思います。私たちも喜びと不安の気持ちで戸惑うこともあったんですけど、これも16期研究生に与えられたチャンスであり、試練だと思いました」と涙ぐみながら話した。「今日当日、こんなにたくさんのお客様に来てもらうことができて、すごくうれしく、そして正直ホッとしています」。

 この日はグループ総監督の横山由依(24)も客席で見守った。アンコール時には、ファンに促され「AKB48のこれからを担う16期生にむけて、みなさんアンコールお願いします。アンコールいくぞー!」とアンコールの発動も行った。

 最後は多くのメンバーが涙ぐむ中、お披露目時に披露するはずだった「RIVER」を披露。田口愛佳(13)は「すごく悔しい思いをしてこの1カ月間練習してきました」と振り返った。全25曲を披露し終えると、ファンからメンバーへ温かい拍手が送られた。