元AKB48島崎遥香(22)がこのほど、出演している日本テレビ系ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」(土曜午後9時)のクランクアップを迎えた。

 昨年末にAKB48を卒業後、初の連ドラ出演。堤真一(52)と小泉今日子(51)を両親に持つ左江内家の長女、はね子を演じている。撮影終了後は「なんと言えばいいのか…」と感慨深げ。「優しいパパとママ、かわいい弟に囲まれて…。撮影中に眠ってしまったのも笑いに変えてくれる温かいスタッフさん、遊んでくれる監督。温かい現場でのびのびやらせていただきました。本当にありがとうございました!」と感謝した。今日11日に第9話、18日に最終話が放送。

 クランクアップ当日、取材に応じた。

 -撮影現場はどんな雰囲気でしたか

 初日は多少の緊張感があったんですけど、3日目くらいから弟(もや夫役の横山歩)がなついてくれて。私も子供大好きだから、だんだんとけ込んできて。すごく楽しい雰囲気でやらせていただきました。

 -堤さんと小泉さんの長女を演じました

 堤さんはお子さんがいらっしゃいますし、そういう扱いがすごくうまかったです。小泉さんは「ちっちゃい子とか、どうしたらいいか分からないな~」って言いつつも、本当のお母さんみたいになってくださいました。なんか、こんな家族が理想だなって思っていました。ママが強くて、パパが弱くて、でもみんなパパのことが好きで…。毎回の撮影が楽しみでした。

 -撮影があった3カ月間で、変わったと実感することは

 ドラマの放送が始まってすぐの頃は、ツイッターとかを見ても、「ぱるる」がどうこう、っていう感想がほとんどだったんですよ。でも放送が進むにつれて、「はね子」としての私を見た感想が増えてきたんです。たとえそれが否定的な感想や意見だったとしても、「ぱるる」としてじゃなく、「はね子」として見てもらえたことがすごくうれしかったですね。

 -残るはあと2話です

 私自身も、このドラマを楽しみにしているんですよ。実は、自分のシーン以外、台本を読まないようにしているんです。だから、自分が関わっているシーン以外は、何が起こっているか分からなくて、視聴者の方々と同じ目線なんです。

 -それは、いつ頃からですか?

 途中からです。1話の時は、自分が関係ないシーンを含めて、台本を全部くまなく読んでいたんですよ。でもそれだと、本当は集合時間に間に合わなかったパパ(堤)に対して冷たく接しなきゃいけないところでも、「パパは裏ではこういうことがあって、こうなっていたから、ここに着くのも遅れちゃったんだよなぁ」みたいな、同情が生まれてきちゃうんです。だから、他のシーンの台本は読まないようになりました。実際、現実世界で生きている人間って、みんなそうじゃないですか。自分がいないところの出来事は、知らないですから。

 -ということは、残る2話も…

 どんなストーリーになっているか、ちゃんとは分からないんです(笑い)。ただ、基本的には大きな流れが一話完結になっているので、今まで見てなかった方がこれから見ても、わかりやすくなっていると思いますよ。個人的には、左江内家の家族が、このまま変わらない日常を送り続けてほしいです。そして、左江内氏の「パート2」とかができたら、またはね子として出していただきたいです! フフフ。皆さん、よろしくお願いします!

【横山慧】