NMB48が11日、京セラドーム大阪で「誰かのために」プロジェクト公演を行い、11年7月のCDデビュー後初めて同会場でパフォーマンスを披露し、同公演をスタートさせた。

 公演は東日本大震災が発生した11年以降、AKB48グループが進めてきた震災復興イベント「誰かのために」プロジェクトの一環。AKB48グループでは今年3月4日にも東北での慰問公演を行い、NMB48からはキャプテン山本彩(23)が宮城・山元町を訪れていた。

 山本彩は「このプロジェクトはAKB48グループが2011年から始めているもので、先日も宮城へ行ってきました」と報告。慰問公演には「いつも私たちは、少しでも元気になってもらえるようにと思っているのですが、その思いを超えるエネルギーを返していただけます。もっともっと、この活動を続けていきたい」と話した。

 この日の公演は山本彩から矢倉楓子(20)渋谷凪咲(20)太田夢莉(17)薮下柊(18)須藤凜々花(20)らが順にマイクを持って、あいさつしてスタート。まず、AKB48グループの復興応援ソング「掌が語ること」をメンバー全55人で歌い、山本キャプテンのチームNが「365日の紙飛行機」などを歌い、悲願の京セラ・ライブが開幕を告げた。

 NMB48にとって京セラでの公演は悲願のひとつだが、まだ実現しておらず、グループでの公演は初めて。10年10月にお披露目された山本彩らグループの1期生は、同年12月にAKB48の握手会イベントにサプライズの形でステージに立っているが、以来、グループそろっての京セラ公演はなかった。

 今公演は会場で募金活動も行われ、この日夕までグループごとの公演や、メンバーごとのイベントが予定されている。