京セラドーム大阪で復興支援の「誰かのために」プロジェクト公演を開いているNMB48は、東日本大震災が発生した11日午後2時46分、ファンと一緒に黙とうをささげた。

 この日は正午からチームN、M、B2ごとに別れたステージや、企画コーナー、ブースでの募金活動などが夕方まで続けられているが、この時間だけはメンバーが2ステージに別れて集まり、ファンと一緒に目をつぶった。スタッフも作業の手を止め、会場全体が一体となって、約1分間の黙とうを行った。

 AKB48グループでは11年以降、被災地への慰問公演を行っており、NMB48からもメンバーが多数、参加。今月上旬にも宮城、福島など東北地方へ慰問に訪ねていた。

 黙とうの直前にライブを行った「チームB2」からは、矢倉楓子(20)大田夢莉(17)が参加。宮城を訪ねた矢倉は「私は(慰問に)何度か訪ねさせてもらっていますが、そのたびに、私の方が笑顔とか元気をもらいます。今回もちびっ子たちに笑顔と元気をもらいました」と話した。

 福島県に行っていた太田も大きくうなずき、パフォーマンスへ。AKB48の「大声ダイヤモンド」をセンターで歌い、踊った。