NGT48は17日、所属メンバーとスタッフ数人が、今月13日に腹痛などの体調不良を訴え、保健所の調査の結果、ノロウイルスが原因だったと発表した。この日、公式サイトなどを更新して経緯を説明した。

 体調不良を訴えたメンバーとスタッフ数人は、13日に検査をしたところ、胃腸炎などと診断された。その後、同グループから連絡を受けた同市保健所が調査を行うと、NGT48劇場での公演で弁当を提供した飲食店を原因とするノロウィルスによる食中毒と断定したという。調査結果は16日に知らされ、判明するまで発症していないメンバーや、症状の軽かったメンバーらはNGT48として活動を行っていた。

 発症前日の12日には、パシフィコ横浜で開催された「AKB48『ハイテンション』劇場盤発売記念AKB48グループ春祭り」と題した大型イベントにも参加していた。この点について同グループは「イベントにおいてNGT48メンバーと交流されたファンの方で、腹痛などの症状がみられるなど、体調に不安、または懸念のある方がいらっしゃいましたら、お手数をおかけしますが、速やかに医療機関を受診するなど適切な対応をお願い申し上げる次第です。当然、弊社といたしましても、誠実に対応させていただく所存です」としている。

 18日に行うメジャーデビュー記念ライブイベントについては、体調に問題のないメンバーについては予定通り出演する。19日に予定していたメジャーデビュー記念ミニ握手会、20日の「AKB48『サムネイル』劇場盤発売記念大写真会」はファンと至近距離で交流する機会があることから、19日のイベントは4月16日に延期、20日の大写真会についてはNGT48の出演を見合わせる。

 今村悦朗劇場支配人もブログで経緯を説明した。「今後のNGT48の活動につきましても、医療機関等と密に相談して決定してまいります。これに伴い、保健所の指導の下、万全を期し、劇場の消毒作業も徹底して行うため、18日からの3日間に予定していた劇場ロビー開放については中止とさせていただきます。イベントに参加予定であった皆様、ファンの皆さま、関係者各位には、ご迷惑とご心配をおかけし、大変申し訳ありません。謹んで、おわび申し上げます」とつづっている。