SKE48石田安奈(20)が18日、名古屋・SKE48劇場で行われた公演で、グループ卒業を発表した。

 夜公演のアンコールで「私から報告があります。5月末でSKEを卒業することになりました」と報告した。「前向きな卒業で、(理由が)年齢とか時期とかじゃなくて、夢への1歩なので、あと2カ月ちょっと、見守って下さい」と呼びかけた。

 この日、出演したメンバーにも伝えていなかったという。突然の発表に、日高優月(18)竹内彩姫(17)ら多くの後輩がその場で泣き始めてしまい、石田は「ごめんね、言ってなかったんですよ…」と謝罪した。2期生で同期の内山命(21)からは「一緒に卒業しようねって言ったのに…お前、ふざけんなよ~!」とジョークまじりに突っ込まれていた。

 5月27日が21歳の誕生日で、「(ファンが)生誕祭の準備をしてくれているんですよね? それを知っているので、最後に…(開催したい)」とファンにお願いをした。内山は「すっごいのをしましょう? 『結婚式か?』みたいなやつ」と呼びかけた。

 石田は09年に加入し、3枚目シングル「ごめんね、SUMMER」で選抜に入るなど、加入当初から活躍した。スピード感あふれるダンスを武器に、中心メンバーとしてグループの草創期を支え、12~13年にはAKB48との活動も兼任した。アイドル以外にも、心理アロマアドバイザーの資格を取得するなど、マルチな才能を発揮した。卒業後の進路は、公演では発表しなかった。

 石田の卒業で、SKE48の2期生は高柳明音(25)斉藤真木子(22)と内山の3人になる。