NMB48の上西恵(22)が10日、大阪・オリックス劇場で卒業コンサートを行い、妹の5期生・怜(15)と、「ハートの独占権」を披露した。

 同曲はもともと、NMB48兼任時代の柏木由紀、OGの渡辺美優紀が、1人の男性を奪い合うセクシーな楽曲。「思い残したことがあるとすれば、もう少し、妹と一緒に何かやりたかった」と話していた恵は、妹を見やり「上西姉妹で~す!」と、姉妹共演を満喫した。

 恵は10年秋の創設メンバーで、「美尻」「美乳」とボディーを武器にグラビアで活躍。一方で控えめな性格と、天然ぶりが愛されてきた。「今日は私が主役やけど、なんか恥ずかしい。うれしいと同じぐらい、緊張する」と言いつつ、ソロで「ライダー」を熱唱、山本彩のソロ曲「抱きしめたいけど」もドラムを叩きながらも歌いあげた。

 終盤には、須藤凜々花(20)が企画した、姉妹の手紙交換も。恵は、新チームB2公演初日に助っ人出演した怜に「普段は私が、(怜を)人と比べないでって言ってるのに、あの日は私が、怜に他のメンバーと比較して、きついことを言っちゃった。後悔してます」と涙しながら、手紙を読み上げた。

 客席もしんみり。続いて、怜が姉への手紙を読み始め「恵ちゃんが高校生のとき、NMBを受けると聞いて、受かるはずがないと思っていました。ダンスをしてるのを見たこともないし、(6学年差の)私を寝かしつけるときに歌ってくれるお姉ちゃんの歌も、私は嫌いでした」などと、率直に思い出をつづり、客席からも爆笑が起こっていた。