NGT48が12日、新潟市歴史博物館みなとぴあで、メジャーデビュー記念イベントを開催し、サプライズで新潟県県民栄誉賞も受賞している大先輩の歌手、小林幸子(63)がお祝いに駆けつけた。

 満開の桜を意識したというピンクの着物姿で登場し、新潟から新たなスタートを切る後輩たちへ熱いエールを送った。「こんなにたくさんのうちの娘です。ママと呼んで」と笑顔を見せ、「本当にうれしいです。新潟の良さを、全国、そして世界中のみなさんにみんなの笑顔で届けていただけたらと思います。新潟を背負っていける、そういったグループであってほしい。みんな仲良くね」。

 さらに、お祝いとしてメンバーの名前入りの「一升餅」をプレゼントし「子どもが生まれて、これを背中に背負って健康に頑張れるようにということで。新潟のもち米を使っていて、まさに新潟を背負って頑張っていただきたい」と力を込めた。メンバーはまさかの小林の登場に目を丸くし、北原は「お忙しいところありがとうございます」と恐縮しきりだった。

 「青春時計」でセンターを務める中井りか(19)や加藤美南(18)らからの質問にも答え、「私のデビューは53年前ですから。本当に初々しくていいなと思います。でもいろんな経験をするって本当にいいことだから。いろんなことがあるよ。でも大丈夫、自信を持って頑張ってほしい。親心というか、心配ですけど、ものすごく期待できるっていうようなそんな気持ちですね」。

 最後は「お母さんと呼んで!」と呼びかけ、メンバーから、「せーの、お母さん~!」と呼ばれると、満開の笑顔を見せた。

 この日はミニライブでデビュー曲の「青春時計」、カップリングに収録された「暗闇求む」、「下の名で呼べたのは…」を披露。その後はCD購入者を対象とした握手会を開催した。グループでの新潟県内での握手会開催は初で、メンバーは集まった約2000人のファン1人1人と丁寧に握手し、交流を深めた。

 今月8日からは大阪や名古屋など、全国16都市にメンバーが散らばり、CDショップやショッピングモールなどでPRイベントや握手会を行ってきた。デビュー日となったこの日に柏木を除く全員が新潟に戻り、ホーム新潟でのイベントに臨んでいた。