NMB48の藤江れいな(23)が17日、大阪市内で卒業コンサートを行い、NMB48劇場での卒業公演は5月27日に行うと発表した。また、藤江が、現在所属するチームB2のAKB48劇場出張公演を5月3、4日に行うことも決まり、この日、ファンに報告した。

 藤江は3年前にAKB48からNMB48へ移籍し、15年4月からはチームMキャプテンも務めていた。昨秋の組閣でB2へ移り、B2新キャプテン久代梨奈(18)を支えてきており、藤江にとって、AKB48劇場での出張公演は悲願だった。

 「チームMのときからずっと(出張公演を)やりたいって言っていて、念願がかなったって感じ。みんなを私が育った場所に連れて行ける」

 汗だくになりながら、藤江は喜びを報告した。

 藤江は07年5月にAKB48の4期として加入。グループ10年になる今年で卒業を発表していた。

 この日は「君のことが好きだから」を関西弁でソロ歌唱し幕開け。藤江は「君のことが好きやねん~」と歌い終えると「大丈夫やった? 私…。エセ感出てた?」と心配そうにポツリ。隣にいた山本彩(23)から「何のギャグかと思ったわ」とつっこまれ、爆笑してスタートした。

 藤江はAKB48に7年、NMB48へ移籍して3年だが、大阪での活動を「密度が違う。濃かった」と話しており、“NMB48愛”の象徴として、関西弁歌唱を決めた。

 コンサートでは、「上からマリコ」を「上からレイナ」に替えて歌い、アンコールでは山本彩のギター弾き語りにあわせて、山本のソロ曲「幸せの欠片」を1人で歌い、初選抜曲だった「10年桜」も披露した。

 また、卒業公演を5月27日に決めた理由については「ちょうど活動丸10年になるので」と説明し「残り1カ月少し、出張公演もあるので、最後まで頑張ります」と話していた。