NGT48の佐藤杏樹(15)奈良未遥(19)が29日、JR新潟駅で現美新幹線運行開始1周年記念イベントに出席した。

 現美新幹線とは、6両編成の新幹線用車両E3系の車内をアーティストによる現代美術で彩り、移動しながら芸術鑑賞ができるように改造したもの。現美とは現代美術の略で「世界最速の芸術鑑賞」として昨年4月29日にデビュー。上越新幹線の越後湯沢-新潟間の臨時列車「とき」として、主に土日祝日の1日3往復で運行している。

 この日はトークショーのほか、午前11時26分発の同新幹線の乗客らをホームで見送った。車内にはカフェなどもあり、佐藤は「コーヒーとかが飲めるカフェもあって、大人の方も楽しめるし、どの年代の方にも来てほしいなと思います」とPR。佐藤の地元である魚沼産のくるみなども提供されるといい「地元のものなので、すごく親近感を感じました。魚沼のくるみはやわらかくて、マッチしてるなと思いました」と笑顔を見せた。

 新幹線の外観は写真家の蜷川実花氏がデザインした。黒を基調として、新潟の長岡花火をイメージした作品に、奈良は「去年、長岡花火を見させていただいて、上から降ってくるようなすごく大きな花火を体全体で感じました。この車両を見ただけで、それを思い出すようなすてきな外観です。インパクトもあって、外国のみなさんにも乗りたいと思えるような新幹線になっている」と話した。