NGT48長谷川玲奈(16)が29日、ハードオフエコスタジアム新潟で、ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBC対群馬ダイヤモンドペガサスの始球式を行った。

 長谷川は小学4年から中学3年まで、男子に交ざって野球部に所属し、中学時代はレギュラーの座も確保していた生粋の野球少女。昨年、新潟の本拠地開幕戦でも始球式を務めており、2年連続でBCリーグ公式戦の始球式のマウンドに立った。

 ブルペン練習では、今年1月に引退したプロ野球元巨人の加藤健新潟球団社長補佐(36)から指導を受けた。実際に球を受けてもらったといい、「ボールを離すのが早くて、浮いてしまっていたけど、カトケン(加藤)さんが『あごを引いて、ストライクゾーンまでのラインをつくるだけで変わるよ』と言ってくださって。あごを下げたら一気にコントロールが良くなって、最終的にど真ん中に入ることもあった」。

 自信を深めて登ったマウンドで向き合ったのは、新潟のギャンバサダー(PR大使)を務めるギャオス内藤氏だった。「かかってこいやー!」と雄たけびをあげるギャオス氏に放った球は大きく左にそれ、キャッチャーミットをかすめてバックネット方向へと転がった。

 長谷川は「少し引っかかりました」と悔やんだが、「イメージしていたものにはならなかったけど、ギャオスさんからも大きな声で言ってもらえて、逆にすごく気が楽になって、すごく楽しめました」と振り返った。

 昨年9月には東京ドームでプロ野球日本ハム対楽天の始球式も務めるなど「野球少女」としての名は広まりつつある。「またプロ野球でも投げたいです。全球団制覇したいので、1つでも多くの球団に呼んでいただけたらなと思います」。同じく始球式のプロ野球全球団制覇を掲げ、28日に10球団目となる始球式に登板したタレント稲村亜美(21)については「投げ方を教えてもらいたい」と笑顔で話した。

 この日は北原里英(25)中村歩加(18)高橋真生(15)西村菜那子(19)も出演し、ミニライブも開催。メジャーデビュー曲「青春時計」など3曲を披露し、集まった観客を沸かせた。