NGT48の北原里英(26)が21日、新潟市歴史博物館(みなとぴあ)で行われた「NGT48 お披露目2周年スペシャルLIVE~みなとまち新潟をもりあげちゃいます!~」でグループからの卒業を発表した。来春をめどに卒業し、女優の道へと進む。

 1日2部構成で行われた2度目のライブの最後に自らマイクを握り「最後の曲になってしまうんですけど、その前に今日は私から報告があります。私、北原里英はNGT48を卒業します」と話した。何も聞かされていなかった他のメンバーは、突然の発表に静まり返り、涙を流す者もいた。「驚かせてしまって本当にすみません。今、NGT48は本当に勢いがあるグループだと思うし、私も活動していてやりがいがあるし、本当に楽しいです。そして、メンバー、スタッフのみんな、ファンのみなさんのことがとても大好きです。なので、とても悩みました。この2年間、キャプテンとして自分にできることは精いっぱい頑張ってきました。メンバーもどんどん成長してくれて、今は頼もしい存在になっています。みんなのことを信頼しているので、これからはNGT48の1番のファンとして応援していきたいと思います」。

 北原は07年10月にAKB48の5期生として加入した。12年8月から13年4月まではSKE48も兼任して活動し、15年3月にNGT48にキャプテンとして移籍することを発表。愛知県出身ながら自己紹介では「新潟の女になりました」と話すなど、地域密着をテーマに掲げるグループの活動にも積極的に取り組み、新潟愛を強めてきた。

 AKB48と兼任する柏木由紀(26)と共に年少メンバーを引っ張ってきたが、6月に行われた第9回AKB48選抜総選挙では、出馬前に今回限りでの総選挙卒業を表明。自己最高の10位で選抜メンバー入りし、有終の美を飾っていた。同期にはHKT48とSTU48を兼任する指原莉乃(24)や、AKB48宮崎美穂(24)らがいる。

 この日は2年前に同地でNGT48がお披露目された記念日。ライブには柏木を除く24人が登場し、2部共通のセットリストでメジャーデビューシングル「青春時計」など14曲を披露。集まった計2000人ファンに成長した姿を見せた。