AKB48チーム8の栃木県代表本田仁美(15)が23日、東京・築地ブディストホールで、舞台「ダンスレボリューション~ホントのワタシ~2017」の初日を迎え、ゲネプロを公開した。ダンスにやりがいを見つけ、仲間を集めてダンスの全国大会出場に青春をささげる女子高生を演じた。

 今作が舞台初出演、初主演で、「ほかにもお芝居をしたことがあるメンバーがいる中で、『なんで私なんだろう?』と思った。ダンス系のミュージカルと聞いて、私がダンスが得意だからなのかな」。チーム8屈指のダンス技術を誇るだけに、ダンスシーンでは水を得た魚のように生き生きと踊った。

 7月末から始まった稽古に加え、チーム8全国ツアー青森公演、2つの新公演、さらに「チーム8の日」イベントと、ステージがめじろ押しという超多忙な夏休みを過ごしている。「人生で一番忙しい夏休みですね。最初は『どうしたらいいんだろう』と思って、おなかを壊しました」と苦笑いした。高校の夏休みの宿題も終わっておらず、「夜にホテルで宿題を頑張ってます。千秋楽(27日)の翌週からもう学校なんです。読書感想文の本を読まなくちゃ…」と慌てていた。

 AKB48の選抜で活躍し、新公演でセンターを務める小栗有以(15=東京)から、刺激を受けている。「同い年だし、同じ(関東の)エリアだし、一緒にお仕事することも多いんですけど、近くにいても持ってるものが違うなと思う」。それでも、「私も今回の舞台が、何かにつながればいいなと思います。チャンスをいただけて、稽古をしているうちにお芝居もいいなと思いました。自分の将来につながればいいな」と、新たな目標を見つけて目を輝かせていた。

 30日初日の「[番外編]ダンスレボリューション~ソノトキのワタシ~」には、小田えりな(20=神奈川)が同じ役で出演する。