NGT48北原里英(26)が、来年2月公開の映画「サニー/32」で主演を務めることが20日、分かった。来春にグループを卒業して女優の道へ進むことを先月発表しており、女優生活の第1歩となる作品で、アイドルのイメージとは違う新たな姿を見せつける。

 脚本は完全オリジナルで、監督は13年公開の映画「凶悪」などでメガホンをとった白石和弥氏。物語は、中学教師役の北原が、男たちに誘拐、監禁されるところから始まる。暴行されたり、服を脱がされて下着姿になるシーンもあり、北原の行方とともに、さまざまな社会問題にも踏み込んでいくサスペンス作品だ。

 北原は「この映画をもって、新たな人生を歩み始められることを幸せに思います。撮影ではアイドルであることを忘れるほど集中して臨めました」とコメント。「待ちに待った瞬間を迎えて、震えるほどうれしい気持ちです」と話した。

 アイドルとして約10年活動した。白石監督は「北原里英の秘めた破壊力がこの作品で解き放たれます」と話す。体当たりで臨んだ渾身(こんしん)の初主演作。誰も見たことのない、新たな北原の姿がそこにはある。

 ◆北原里英(きたはら・りえ)1991年(平3)6月24日生まれ、愛知県出身。愛称「きたりえ」。07年10月にAKB48の5期生として加入。12年8月から13年4月まではSKE48も兼任。15年3月、NGT48にキャプテンとして移籍することを発表。17年8月に18年春をめどにグループから卒業すると発表した。今年のAKB48選抜総選挙は10位。女優としては12年公開の初主演映画「ジョーカーゲーム」や16年公開の映画「任侠野郎」などに出演。157センチ。A型。