渡辺麻友が、自身の最後の卒業公演は12月26日になることを明かした。コンサート後に行われた渡辺の主な一問一答は以下の通り。

 -コンサート内容について

 渡辺 6月に卒業発表した直後から打ち合わせを始めました。お忙しい中、計20回前後ぐらいはスタッフさんにも集まってもらって、深夜から始まって3時ぐらいまで打ち合わせしたりとかして作りあげたコンサートなので、最高のコンサートになったんじゃないかなと思います。

 -こだわりのポイントは

 渡辺 いろいろあるんですけど、世界観を統一したいなと思っていて、このセットもお城みたいな感じになっていて、冒頭に歌う時も、ドレスを着て登場したり、衣装やグッズもこのセットに合った世界観になっていたり、全部が同じ世界観になるようにすごく意識して作りました。単なる私の好みっていうのもあるんですけど、ファンの方もその世界に浸れて、本当に夢のような時間を過ごしてもらえるんじゃないかなと思いまして、考えました。今までAKB48のコンサートでこういう統一された世界観というものはなかったと思うので、今回は統一してやろうと思ってつくったので、バッチリだったんじゃないかなと思います。

 -(主演ドラマ「サヨナラ、えなりくん」で共演した)俳優えなりかずきもゲスト出演した

 渡辺 えなりさんをどう登場させようかってなったときに、ファンの方なら誰もが知っている「むちち」というキャラクターから、えなりさんが出てきたら面白いんじゃないかなって打ち合わせで話してそうなりました。着ぐるみの中に入ることだけで大変だと思うんですけど、「ぜひやらせてください」と言ってくださって。本当にたくさん協力してくださって感謝です。

 -この日は自身が選んだ期待の若手も出演した

 渡辺 普段からいろんな子を見てて、特に私がこの子いいなって思っている子だったり、これから輝いてAKBのゼンター張れるんじゃないかって子を選びました。

 -具体的には誰を

 渡辺 最近すごく注目しているのは、チーム8の東京代表の小栗有以ちゃん。メキメキと成長中で、たくさんファンの方もいて、どんどんアイドルオーラが増してきている。王道アイドルという感じなので注目しています。

 -小栗さんはポスト渡辺麻友?

 渡辺 全然、私なんか目じゃないぐらい。私以上の、私が見てまさにアイドルって子なので、ぜひこれからAKBの正統派王道アイドルとして頑張ってほしいなと思いました。

 -コンサート1曲目から泣いていた

 渡辺 自分でもびっくりしたんですけど、コンサート始まる直前ぐらいまで、実感がわいていなくて、ふわふわしていて。実際にコンサート始まって、幕がおりて、スタンドが見えた瞬間に急に涙がでてきて、自分でも処理しきれない感情で涙がとまらなかった。目の前の景色に感謝の気持ちと、幸せな気持ちとで、それが涙となってあらわれました。

 -卒業後、女優以外に挑戦したいこと

 渡辺 AKBの中にずっと11年間いたので、いろいろやってこなかったことは山のようにあるんですけど。なんだろうな。普通に居酒屋とかでお酒飲みたいなって。そういうことをしてみたいなって思います。まずはビールで。ビール大好きなので、飲みたいなと思います。

 -最後にひと言

 スタッフ、メンバーのみんなと、たくさんこだわって頑張って作り上げたコンサートでした。一生忘れることのないであろう大切な1日になりました。全ての皆さまに感謝します。本当にありがとうございました。あと2カ月、AKB48としての稼働はあるんですけど、12月26日が最後の劇場公演の出演になります。コンサート同様、集大成を見せていけるような公演にしますので、楽しみにしていただけたらうれしいなと思います。