AKB48チーム8の茨城県代表メンバー岡部麟(21)が21日、東京・渋谷のCBGKシブゲキ!! で、コントユニット「大人のカフェ」の舞台「3歩進んで2歩シャガール」の初日公演を迎え、本番前に通し稽古を報道陣に公開した。

 岡部はゲストヒロインとして出演した。カフェの店員や弁護士、民謡サークルの女子大生など複数の役柄を器用にこなし、コメディエンヌの片りんを見せた。「大人のカフェ」の飯野智司からは「麟ちゃんが一番、できてたよ」と褒められ、「役になりきってみて、その世界に入っていくというのにやりがいを感じたし、気持ちいいなって思いました。一言一言を楽しんで、感情を込めて楽しんでやっています」と笑顔で振り返った。

 舞台初出演で、コンサートでの寸劇を除けば、学校の学芸会でも演技の経験がなかった。もともと女優志望ではなく、「毎日、不安しかなくて、胃が痛かった」。不安を解消してくれたのは、AKB48の選抜で活動する同じチームの小栗有以、倉野尾成美だった。「撮影で一緒だったときに、2人に『助けて、助けて』ってずっと言っていました。アドバイスというより、『大変だよね~』と言ってくれて、精神的になだめてもらいました(笑い)」。

 AKB48としては今春からチームAを兼任し、キャプテンの大役にも指名された。「今年は新しいことにどんどん挑戦していきたいと思っているので、この舞台でその第1歩を踏み出せたのは良かったです。演技は、1番踏み入れることができなかった分野なので、勇気出して頑張るぞってなれたのがうれしいです。度胸も付いてくると思うし、全力で頑張ります」と抱負を語った。