NGT48北原里英(26)が24日、都内で主演映画「サニー/32」公開イベントに出席した。

 現実の殺人事件や現代SNS社会をテーマにした作品。「この映画に救われてくれる人がいれば良いなと思います」と言い、「何より私自身が救われています。この映画があったからNGT48への移籍も決断したところがあって。だから出会えた人もいます。実は一番『サニー』に救われたのは、私なんじゃないかと思っています」と話した。

 SNS社会については「ネットで何でも済ませてしまうのは嫌ですね」といい「年齢的にないですが、例えばLINE(ライン)で告白とかは学生だったら絶対嫌ですね」。また「自分だけが入っていないグループがあるんじゃないかとか余計な心配もしてしまいそうなので、便利な半面、怖い面もあると思います。SNSばかりの人にはなりたくないです」と話した。

 さらに「私は日常よりも非日常が好きだから、多分この世界に入っていると思うし、正直、毎日同じことの繰り返しは耐えられないと思うんです」といい、「これは私が特別じゃなく、人間はちょっとした非日常に憧れていると思うんです」と持論を展開した。「実際に、自分が被害者になるのは絶対に嫌なんですけど、怖い目に合う一歩手前は楽しいと思う。人間って、ちょっとしたドキドキを求めてるんですよ。私はおかしくないぞ!」と言うと会場から拍手が起きた。

 この日は、メガホンをとった白石和弥監督(43)も登壇した。4月にNGT48を卒業する北原が「(共演した)音尾琢真さんが、白石作品に出たいと言って、毎年お歳暮を送って袖の下にしているらしいので、私も、これから送ろうと思います」と話すと、白石監督は「いやいや…」と苦笑した。

 白石監督は「卒業のタイミングは考えずに作りましたが、北原さんを象徴するような作品になったと思います。機会があれば北原さんとのドキドキの続きを」と再タッグの可能性をにおわせると、北原はすかさず「お歳暮送ります! 忘れられないように」と切り返して笑わせた。