AKB48の53枚目シングル(発売日未定)の選抜メンバーを決める第10回世界選抜総選挙の開票イベント開催地が、名古屋市のナゴヤドームに決まったことが18日深夜、ニッポン放送「AKB48のオールナイトニッポン」の生放送で発表された。

 番組にはAKB48柏木由紀(26)横山由依(25)HKT48指原莉乃(25)のほか、秋元康総合プロデューサー、フットボールアワー後藤輝基が出演。横山から発表をお願いされた後藤は、用意された封筒にハサミを入れ、「第10回AKB48世界選抜総選挙の開催地は、なんばグランド花月です」とボケをかました後、「開催地は…ナゴヤドーム!」と発表した。

 開催地候補は国内外から公募され、高松や岡山、台北市など、国内外合わせ105の自治体や施設などから応募があった。会場が屋根付きであること、数万人規模の収容人員や観客の輸送手段が確保されることなどを条件に選定された。その結果、3万人収容のナゴヤドームに加え、大分・別府市の別府国際コンベンションセンター(8000人収容)、福岡・北九州市の北九州メディアドーム(1万2000人収容)の3会場が最終候補に絞られたことが、17日に発表されていた。

 沖縄の屋外会場で開催予定だった昨年は、悪天候で中止となり、無観客の別会場で開票が行われていた。秋元氏が「運営側は、去年の沖縄で雨が降ったので、こりたんだと思う」と推測すると、指原も「そんな時期に外でやるのはバカすぎじゃない? って(指摘があった)」と続いた。

 名古屋市は、地元グループのSKE48が今年、結成10周年を迎えることなどもあり、河村たかし市長が陣頭指揮をとって積極的な誘致活動をしていた。初の1位を目指す松井珠理奈(21)にとって、地元開催は強い追い風となりそうだ。指原は「これによって珠理奈のところ(ファン)がどうだとか、(宮脇)咲良のところが頑張るとかね」と、開催地決定による上位候補2人への影響を予想していた。