HKT48が、東京では1年5カ月ぶりとなる単独コンサートを開催し、期間限定の日韓合同ユニットIZ*ONE(アイズワン)の活動に専任している宮脇咲良(20)矢吹奈子(17)が、久々に古巣のステージに立った。

2人はゆかりのメンバーと、対照的なユニット曲を披露した。矢吹は同期の田中美久(17)との「なこみく」コンビで、2人のオリジナル曲「生意気リップス」を元気に踊った。続いて登場した宮脇は、村重杏奈(20)とバラード「思い出のほとんど」をしっとり歌った。歌い出しから涙声の宮脇に、村重が手を差し伸べる感動的な場面も。しかし、歌唱後に宮脇は「先に泣いた方がアイスをおごる」と賭けをしていたことを暴露し、「すぐ泣きすぎじゃない?」と苦笑いしていた。

矢吹は「生意気-」で振りを間違えていたことを、指原莉乃(26)に「あの振りで間違えること、ある?」と指摘された。返答に困っていると、田中菜津美(18)から「日本のテンポ、違ったんだよね?」とフォローが入り、安堵(あんど)の笑みを見せていた。

「ウインクは3回」では、2人がセンターに立ち、盛り上げた。「12秒」では、宮脇とダブルセンターを務めた松岡はな(18)が、宮脇と目を合わせると大泣きした。「2人でこのポジションでやることもなくなるのかと思ったら、悲しくなっちゃった」。すると指原が、「2年半後、帰ってくるから。でも、(松岡が)究極の干されメンバーになっているかもしれないけど」と笑いを取った。

このコンサートを最後に、宮脇と矢吹はIZ*ONEに完全専任する。矢吹は「2年半の間は(HKT48として)活動できないけど、HKT48からずっと応援してくれているファンの方には、ずっと応援していただきたいです。絶対に成長して帰ってきます」と宣言。宮脇は再び涙を流しながら、「思い出がありすぎるから、少し離れるだけでも悲しい。でも、HKTで学んだことが、向こうですごく役にたってる。離れる2年半も無駄にはならないと思う。お互い、切磋琢磨(せっさたくま)し合いたい。遠くにいても仲間だから」と誓った。