HKT48指原莉乃(26)が13日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に生出演し、NGT48山口真帆(23)が男2人に襲われた事件について語った。山口は昨年12月、新潟市内にある自宅近くで男2人から暴行被害を受けた。

指原は事件について「彼女の映像で知ったので、私たちも知らされていなかった」と、山口が今月8日に動画やツイッターなどを使って告白したことで把握したと説明した。

NGT48の運営側の対応などに不満を抱いたファンが、NGT48劇場の今村悦郎支配人の辞任や、運営スタッフの公式な場での謝罪を求める署名運動も始めている。指原は「全ての対応がひどかったと思います。彼女に対する対応もそうですし、こうなってしまった後の対応も全てが間違っていたと思います」と厳しい言葉を口にした。

指原は今月10日、山口が劇場公演でファンに向かって「お騒がせして、申し訳ありませんでした」と謝罪したことを受けて同日、ツイッターを更新して、「ここまで大きな事件を彼女に謝らせる運営だと思いたくないし、でも本人発信だとしてもこうなってしまったことを謝らなきゃ!と思って自分を責めているんじゃないかと心配です」と投稿。「そこで謝らなくていいんだよ!と言えるスタッフがいなかったこともどうかと思います。どうか彼女の気持ちの回復が少しでも早く訪れますように。同じことを繰り返してはいけない」とスタッフの対応に戸惑いを示していた。これについては「私が運営のことを書いたことをガス抜きと思われて、運営がそれでいいのかなということがあっては絶対にいけないし、このままうやむやにしては絶対にいけないと思います」と沈痛な面持ちで語った。

また「今回私が一番問題だと思ったのは、誰がトップなのか、仕切っているのか、私ですら分からない状況なんです。今回の運営のコメントも、誰が書いているかわからないコメントを中途半端に出した。こういうときに誰がコメントを出すのかとか、ちゃんと仕切らないと」と続けた。

出演者の1人、社会学者の古市憲寿氏(33)から「指原さんも引退するんだし、NGTの運営のトップになればいいじゃないですか」と水を向けられると、「ただ私が立っても何もできないと思うんです」。それでも「今回の件で、間違いなくメンバーと運営の間に立つ人が必要だと思ったので、これから関わり続けたいと思いました」とできる限り関わっていくつもりだと話した。

事件にNGT48メンバーの関与も伝えられている。「多分NGT48メンバーは、警察が関わっている事件なので、情報を出すことを制限されていて、誰もツイートをしていない状況」と説明した。さらに「でも誰かが、疑われている子の話をしないと。運営側だったり、本人だったり。でも今のところ関与していると言われているメンバーも、彼女が言っている子も、断言されていないんです。だから犯人捜しになっている。誰も発言できないから疑われている子も否定できないし、ファンも肯定も否定もできない状態になっているんです」と話した。

山口は昨年12月8日、自宅マンション前で男性2人に襲われた。2人は、山口が呼んだスタッフの通報で駆け付けた警察に暴行容疑で逮捕(その後不起訴)された。1カ月後の今月8日、動画サービスSHOWROOMやツイッターで事件を告白した。