AKB48チーム8茨城県代表で、チームA兼任の岡部麟(22)が、自身初のソロコンサートに出演し、卒業生の小嶋陽菜(30)がゲスト出演するサプライズがあった。

アンコールで、小嶋の代表曲だった「ハート型ウイルス」を歌い、トロッコに乗って場内を練り歩いていると、「麟ちゃ~ん、一緒に歌おうよ!」と、小嶋がステージに突然、登場。憧れの大先輩の思わぬ登場に、岡部は黙って涙し、歌えなくなってしまった。

小嶋がAKB48関連のコンサートに出演するのは、17年4月の卒業以来、初めて。「なんでいるんですかぁ…?」と子供のように泣きじゃくる岡部に、小嶋は「手紙を書くように言われたんですけど、来た方が早いと思って」と答えた。実はレストランで馬肉を食べていたところを中座して、かわいい後輩を電撃訪問したという。

久々の再会に、話が止まらない岡部。「選抜に選ばれるようになったけど、唯一悔しかったのは、小嶋さんと一緒に選抜に入れなかったことなんです」と明かすと、アパレルブランドを展開している小嶋は「(差し入れで)楽屋にパジャマを入れておいたよ」と明かし、岡部を喜ばせた。

コンサートには、他にも岡部にゆかりのある人々が多数、ゲスト出演した。昨年、初舞台で共演したコントユニット・大人のカフェの3人とは、当時の寸劇を披露して笑わせた。チーム8の関東メンバー吉川七瀬(20)小田えりな(21)佐藤栞(20)らをはじめ、10人のメンバーも登場し、一緒にユニット曲を歌った。中野郁海(18)らに適度に毒を吐きながらも、「みんながいてくれて、本当に心強かったの。仲間っていいですね」と感動した様子。直後の「LOVE修行」を涙声で歌った。

岡部は今月、ソロコンサート以外に、チーム8の2公演、兼任先でキャプテンを務めるチームAで、それぞれコンサートに出演した。1週間でまったく違うセットリストのコンサートという、グループでも指折りの超多忙メンバーだった。チーム8メンバーとのトークでは、「大変だったもん! 兼任先ではキャプテンだし、強いところ、前向きな姿を見せて、引っ張りたいなって思って、めっちゃ強がってる」と告白した。「でも、私はチーム8で始まったから、チーム8で踊ってるときには、『本当の自分ってこうだったのかな?』って。みんなの前だと、かっこつけずにいられる」と、デビュー当時から知る仲間たちに感謝した。

もともとは看護師になることが夢だった岡部は、実は最近まで夢への未練があったという。「でも、そっちは『置いておいて』しちゃって、絶対にAKBで輝きたいという決断をこの間したので…完全にしたので! このAKBで、芸能界で輝けように頑張りたいです。だからずっとそばにいてください!!」。力強い宣言で、大きな拍手を受けた。