メンバーの山口真帆(23)が暴行被害に遭ったNGT48が25日、新潟市のNGT48劇場で劇場公演を行った。公演開催は、事件発覚直後の10日に開催された劇場オープン3周年記念公演以来、15日ぶり。今月14日に劇場支配人が今村悦朗氏(59)から早川麻依子氏(44)に交代してからは、初めての公演となった。

開演前には早川支配人が壇上に立った。「このたびはファンの皆様をはじめ、県民の皆様、世間をお騒がせしてしまい、申し訳ありませんでした。そして、山口真帆をはじめ、メンバーのみんなにたくさんの不安を与えてしまい、皆様にご心配を心より深くおわび申し上げます」と頭を下げ、運営としてファンの前で初めて謝罪した。その上で、「山口に関して、たくさんの報道がされていますが、1つ1つ事実確認を行っています。そのような状況の中、私から憶測で何か言ってしまうと、メンバーのプライバシーや将来に関わることになりますので、差し控えさせていただきます」と説明した。

運営会社のAKSは、事件調査を第三者委員会に委ねるとしている。同支配人は「私どもが調査しますと、先入観などが入ってしまうため、第三者委員会に委ねたいと思います」と話した。人選は最終調整に入っているといい、「来週のあたまには立ち上げを報告できると思います。調査結果も開示する方向で話を進めていきます」と約束した。

NGT48は当初、18~19日に行われた「AKB48リクエストアワー セットリストベスト100」終了後の22日に、チームN3公演で劇場公演を再開する予定だった。ところが、正規メンバーの劇場以外の仕事や体調不良のメンバーが多いことを理由に中止し、比較的人数が多い研究生による「PARTYが始まるよ~研究生の息吹を感じて!~」公演に変更されていた。