NGT48佐藤杏樹(17)が29日、新潟・NGT48劇場で卒業公演を行った。

この日は、荻野由佳(20)中井りか(22)ら「1期生」メンバーと、研究生の加藤美南(20)を加えた同期メンバー16人が出演した。

卒業セレモニーでは「やってみたかった」という憧れの板野友美(28)の楽曲を次々と披露した。同学年の日下部愛菜(17)清司麗菜(18)と一緒に、板野のユニット曲「ツンデレ!」、ソロデビュー曲「Dear J」は、オリジナル衣装で歌い「最高~! 夢がかないました! これでアイドル人生に悔いはなくなりました」と話した。

そんな佐藤に、板野からビデオメッセージがサプライズで贈られた。板野は「杏樹ちゃん、卒業おめでとう! ずっと私のファンだと聞いて、うれしく思っています。ライブにも来てくれて、その時に話したの覚えてます。まだ17歳…これから長い人生なので、杏樹ちゃんらしく、人生を謳歌(おうか)してください」とエールを送られ「夢みたい…」と感激した。

最後に、ファンにメッセージを送った。「13歳の時にNGTに入って、学校との両立に困ったり、テレビで見ているだけじゃない部分を知りました。つらいことも、辞めちゃいたいというくらい辛いこととか、悔しい思いもしたんですけど、ファンの方は変わらず励ましてくれて、なんでこんなに優しいんだろうって…。私にはもったいないくらい…だから大好きでした」と感謝した。

卒業後は、芸能活動は行わない予定。「新しい夢が見つかりました。去年の生誕祭の時、ファンの皆さんからのメッセージに『どしゃぶりの雨のあとには、ほほえむ杏樹の虹がかかる』とありました。卒業した後、かっこいい女性になると言ったので、その言葉を信じて頑張っていこうと思います。みんなと出会えて幸せでした」と話した。

佐藤は15年8月に、NGT48の1期生として加入。グループでは年少メンバーでありながら、公演ではMCでの仕切り役として活躍していた。