アイドルグループAKB48のメンバー河西智美(21)の写真集が発売中止になった問題で、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いもあるとみて調べていた警視庁少年育成課は12日までに、出版元の講談社側を立件しないことを決めた。

 問題となったのは、河西の上半身裸の胸を少年が手で覆い隠している写真。同法は、児童が他人の胸や性器を触る行為を写したものについても児童ポルノに当たると定めている。

 少年育成課は講談社の担当者らから事情聴取。同社が写真集を発売しなかったことや、写真を掲載した漫画雑誌を回収したことなどから、立件見送りを決めた。