SKE48松本梨奈(20)が10日、名古屋・栄のSKE48劇場で行われたチームK2公演を最後に卒業した。大学生の松本は、2月に学業専念を理由に卒業を発表していた。須田亜香里(22)から「卒業したら恋愛が解禁になりますけど、したいですか?」と聞かれると、「21歳をすぎてからかな。(恋人が)できたら速攻メールする」とメンバーに約束していた。加藤るみ(19)からは「結婚式には呼んでね」と、気の早いお願いをされ、苦笑いしていた。

 ダブルアンコールでは、松本にゆかりのメンバー2人が特別参加した。旧チームK2時代にチームメートで仲良しだった矢方美紀(21)とは、「ヒグラシノコイ」をデュエット。アンダー(代役出演)での共演以外、ユニット曲で一緒に出演したことがなく、待望の組み合わせだった。矢方は「最後に一緒にいいですか」とメールをもらい、快諾したことを明かした。大矢真那(23)とも「狼とプライド」を踊った。

 美形ながら、ちょっと不思議キャラというギャップが人気で、「片想いFinally」「アイシテラブル!」で選抜入りした。もともとはアイドルへの憧れから、2期生のオーディションを受けた。「アイドルに憧れていたので、こんな景色を見られて、この5年間は最高の思い出でした。メンバーにも出会えて、楽しかった思い出しかない」と笑顔で語った。

 終盤まで気丈な笑顔で踊っていたが、最後の最後は耐えきれなかった。チームK2の初オリジナル曲「愛の数」を歌い終えると、「さ、寂しくなった」と手で顔を覆い、涙をこぼしていた。29日の握手会で活動を終了する。