SKE48チームEの千秋楽公演が22日、名古屋のSKE48劇場で行われ、卒業を発表していた金子栞(18)井口栞里(19)が最後の公演に出演した。2人が担当するユニット曲「向日葵」では、ファンがひまわりをイメージした黄色のサイリウムを振り、2人の門出にエールを送った。

 ダブルアンコールでは、2人を送り出すセレモニーが行われた。金子は同じ埼玉出身で寮の同居人でもある研究生の松村香織(24)と「となりのバナナ」を歌った。途中から下を向いて歌えなくなり、松村から肩をたたかれて激励される場面もあった。さらに、金子の希望で、11年にデビューした当時のチームEメンバー13人が集い「To

 be

 continued.」も披露した。

 「金ちゃん」の愛称で知られる金子は卒業後、大学に通いながら夢でもあるモデルを目指す。「卒業を選んだことは後悔していません。力とかはないけど、頑張っていくと決めたので、これからもどこかで見ていてほしい。SKEはすごくいいグループだと思うし、応援してほしい。私もSKEに負けないぐらい頑張りたい」と、声を振り絞りながら話した。

 井口は2期生として09年にデビュー。一時は研究生に降格し、12年に正規メンバーに復帰するなど、挫折を経験した。この日は同期の斉藤真木子(19)内山命(18)と「思い出以上」を披露。「K2からスタートしたのに、降格して、あきらめようかと思った。だけど、応援してくれるファンのために変わらなきゃと思った。感謝の気持ちと、5年間、楽しかったということを伝えたい」と、ファンに最後のメッセージを寄せた。

 チームEは5月2日に、新メンバーによる「手をつなぎながら」公演を行う。