HKT48指原莉乃(21)が、女優業続行に消極的な姿勢を見せた。映画「薔薇色のブー子」(30日公開、福田雄一監督)のプレミア上映会が15日、都内で行われ、指原はユースケ・サンタマリア(42)福田監督らと舞台あいさつに出席した。

 映画主演は12年公開の「劇場版ミューズの鏡~マイプリティドール~」以来2作目だが、演技力の維持には自信がない様子。「演技をしばらくしていると、慣れてくる。でも2~3カ月、間が空くと、また下手に戻る。もうやらない。これが遺作です。またお話をいただけるならやりたいけど、もうこないと思う。引退です」と言い切った。

 指原は普段、自分の出演作もあまり見ず、「見ないで舞台あいさつに来る」(福田監督)こともあるという。ただ、今作はしっかり見たと主張。出来には自信があるといい、「今まで見た映画の中で一番、おもしろい。生涯で4本ぐらいしか映画を見てないけど…」と笑った。

 この日は約500人のファンが招待されたが、会場の1割は空席だった。指原は福田監督に「(映画が)注目されてないのかな。こうなると、指原莉乃の6月7日の順位が気になりますね」と、連覇がかかる第6回AKB48選抜総選挙の結果を心配された。

 さらにユースケ・サンタマリア(42)からも「(前日の会見で)連覇できなかったら、滝に打たれるとか言ってなかった?」と突っ込まれた。指原は「タモリさんから連絡がきて、『やらない方がいいよ』と言われた。リップサービスで言っちゃった。みんなでやりませんか?」と呼び掛けたが、ユースケからは「1位になればいい」と冷たく突き放されていた。

 ほかムロツヨシ(38)鈴木福(9)田口トモロヲ(56)が登壇した。