AKB48の握手会が再開されることが分かった。30日夜、所属レコード会社のキングレコードが発表した。7月5日に東京ビッグサイトで行われる「前しか向かねえ」個別握手会で、警備の強化がされた上で開催される。

 先月25日に岩手・滝沢市で行われたAKB48全国握手会での襲撃事件以降、姉妹グループを含めて握手会の開催を延期していたが、「警備会社(株式会社JSS)の監修により、安全に開催をするための準備が整いました」と発表した。

 再開される握手会は、従来とは警備体制も強化される。入場時には、手荷物検査や金属探知機によるボディチェックが実施されるため、開場時間が30分早まる。会場内に持ち込める荷物は3辺(縦・横・高さ)の合計が90センチのものを、原則として1人1個までとし、クロークなども設置されない。メンバーとの握手の際は荷物をすべて置いた状態で行われる。

 また、会場内に設置されていたグッズ広場や、ファンの交流スペースも今回は中止となった。レコード会社は「延期となっております握手会・写真会や、7月5日以降の握手会の対応につきましては、7月5日の大握手会開催の後、決まり次第、後日改めてご案内をさせていただきます」としている。

 AKB48グループの握手会は2種類ある。7月5日の握手会は「個別握手会」で、事前にインターネットなどで、握手するメンバーを選択して参加を申し込む。その際、身分の確認なども合わせて行われる。一方、「全国握手会」はCDに封入されている握手券を持参すれば誰でも参加できる。襲撃事件が起こったのは個別握手会ではなく、全国握手会だった。