公開中の映画「青鬼」(小林大介監督)の舞台あいさつが6日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、主演のAKB48入山杏奈(18)らが出席した。

 入山は6月30日にAKB48の劇場公演であいさつに登壇したが、会見やイベントに出るのは、5月に岩手県で行われたAKB48の握手会イベントで襲撃されて以来初めて。鮮やかなピンクのワンピース姿に、骨折した右手に装着したプロテクター姿は、痛々しかったが、ファンから「あんにん(入山の愛称)、かわいいよ~」と大歓声を浴びると満面の笑みで応えた。

 事件を受けて欠席も検討されたが、初主演映画とあって、本人たっての希望で登壇した。あいさつでは、「今日はこのメンバーとここに来られてうれしい。年の瀬の忙しい時期に…」と、いきなりなぞのボケで場内を笑いに包んだ。須賀健太(19)から「これから上半期だから」と突っ込まれると、今度は「いやいや、下半期」と鋭く突っ込み返していた。この日は握手会や事件について触れることはなかった。

 作品は5日から全国9館で公開された。初日は全館満員だったという。イベント中に報告を受けた入山は「今、聞いた情報なので、うれしいです」とうれしそうだった。

 陳内将(26)聖也(20)古畑星夏(19)尾関陸(21)小林監督も登壇した。