第5回AKB48じゃんけん大会で優勝し、ソロ・デビュー権を得たNMB48兼SKE48の渡辺美優紀が、21歳の誕生日を迎えた19日、地元の奈良で、全国ツアーのチームB2公演に出演した。

 終演後には奈良市観光大使、葛城市観光大使に同時に任命され、委嘱式も行われた。

 20歳の終盤に、じゃんけん大会で優勝し、悲願のソロ・デビューを決め、21歳の初日に「いつかやりたいと思っていた」故郷の観光大使に任命された。

 「(この数日は)怖いですよ~。20歳は心に残る1年だったので、21歳は後から振り返って、楽しかったと思える1年にしたい」

 昨年のAKB48グループ選抜総選挙で、選抜入りしながら、今年は18位と選抜から漏れるなど、悔しいこともあった20歳だった。

 将来の目標には、もともと「日本一のアイドル」を掲げ、ソロ・デビューはその夢へ向かう第1歩。前日の会見では、単独ツアーを目標に公言しており、この日は「奈良で無料ライブを開きたい。みるきーにして良かったなと思ってもらえるようにしたい」。大勢の地元ファンに楽しんでもらい、地元の観光大使として“恩返し”も誓った。

 この式典に先立つステージでは、じゃんけん大会優勝時の衣装、ラムちゃんの装いで、シングル「ナギイチ」のカップリング曲だった「わるきー」も披露。小悪魔風な渡辺美の魅力を別人格「わるきー」に見立てたナンバーを熱唱し「皆さん、ついにソロデビューです。これからも、みるきーもわるきーも応援、よろしくぅ~っ」と、ジャンプして、喜びを表現した。

 じゃんけん大会の優勝を振り返り「なんか~、予選から勝ち上がって優勝したのは、初めてみたいで。確率にしたらすごいことになって、宝くじ当たる確率より低いって!

 だから、私、宝くじ買おうかな」。自らの強運ぶりをネタに、地元奈良に集まった満席1700人ファンをわかせた。

 また、NMB48の4周年公演が10月14~16日(グランキューブ大阪)に、行われることも発表された。