ミュージカル「虹のプレリュード」(2~5日、東京・天王洲銀河劇場)の公開舞台稽古が1日、都内で行われた。

 戦時中のポーランドで、祖国か音楽か究極の選択を迫られる若き音楽家たちの葛藤を描いた、手塚治虫の名作漫画が原作。

 ミュージカル初主演の乃木坂46生田絵梨花(17)が、死んだ兄になり代わって音楽学校に入学するピアノの天才少女ルイズを演じる。男装のほか、ピアノの生演奏にも挑戦している。

 「挑戦がいっぱい詰まっている公演。ピアノ生演奏でもストーリーにつながる何かを伝えられたら。自分の持っているパワーを出し切りたい」と意気込んだ。

 演出家の上島雪夫氏は「音楽、人生に悩みながら、切実に生きていった時代の若者が、現代によみがえることを願っている」とコメントした。