21日に投票スタートしたAKB48の第5回選抜総選挙の速報結果が22日、発表され、トップ当選が有力視される大島優子(24)が、過去最低の3位発進となった。昨年の総選挙で若手を刺激する発言をした篠田麻里子(27)が15位。総監督高橋みなみ(22)は18位、小嶋陽菜(24)は20位とグループの「顔」が低迷。選抜圏外(17位以下)からの巻き返しを図る。SKE48からはダブル松井を筆頭にダークホース5人が選抜圏入り。速報発表はサプライズの嵐が吹き荒れた。

 「神7(セブン)」「神8(エイト)」と呼ばれ、総選挙上位の常連だったAKB48のベテランメンバーが、そろって意外な位置からのスタートとなった。この日昼、都内のイベントに出席した秋元康総合プロデューサーが「今回は本当に全く順位が読めない」と話していたが、その言葉通り、驚きの結果が待っていた。

 筆頭は昨年1位の大島。昨年2位に3万票以上の差をつけ、今回もセンターの大本命だった。1位の指原(2万8563票)にダブルスコア以上の差をつけられて、まさかの3位だった。さらに、05年の結成時からAKB48を支え続けた1期生たちも、そろって順位を落とした。昨年の総選挙5位の篠田が15位、昨年6位の高橋は18位、昨年7位の小嶋陽菜は20位と急落した。「次世代エース候補」と呼ばれる島崎遥香(19)やNMB48渡辺美優紀(19)山本彩(19)の後塵(こうじん)を拝した格好だ。

 速報とはいえ、高橋と小嶋が、16位以上の選抜メンバーにすら入れなかったのは初めて。

 それでもグループの「顔」たちに、大きな動揺は見られなかった。大島は東京ドームシティホールで行われた公演後のステージで順位を聞くと、客席に向かって深々とおじぎした。表情は落ち着いていた。小嶋は東京・秋葉原のAKB48劇場公演に出演。20位で名前が呼ばれた瞬間、「えええええええええっ!?」というどよめきが起こったが、笑顔を見せながら客席に向かっておじぎした。

 余裕には理由もある。小嶋が昨年速報の11位から最終的には7位に順位を上げたように、ベテランメンバーには「追い込みタイプ」が多い。開票イベントまで2週間以上ある。

 この日の発表前、高橋は「今回は、新しい始まりを予感させてくれる総選挙です」と話していた。かつてないサプライズが相次いだ速報発表は、新しい風を感じさせた前兆なのだろうか。

 ◆神7(かみセブン)

 第1、2回の総選挙で順位の変動はあったが、上位7人(前田敦子・大島優子・篠田麻里子・板野友美・渡辺麻友・小嶋陽菜・高橋みなみ)の顔ぶれが変わらなかったことから、ファンが神とあがめる7人として「神7」と呼んだ。第3回で前回8位の柏木由紀が3位、同4位の板野が8位となり、「神7」が変動した。