11月10日に初開催される「AKB48グループドラフト会議」で指名される候補者を選ぶオーディションの最終選考会が22日、都内で行われた。ダンスと歌唱審査で、84人から30人によりすぐられた。

 勝ち残った候補者は、バラエティーに富んでいた。込山優香さんが「24歳の最年長なので頑張ります」と自己紹介した直後に、12歳差の小6の下口ひななさんが「一生懸命頑張ります」と初々しくあいさつ。柏木由紀や渡辺麻友が合格した06年秋のAKB48第3期オーディションで最終選考会で落選した惣田紗莉渚さん(20)の姿もあった。「一緒に受けた子たちが活躍する姿に、諦めきれずに再挑戦しました。受かってうれしいです」。

 審査をした秋元康総合プロデューサーは「ドラフトは初めてなので、どうなるか分からないし、この子たちがどう成長するかも、全く分からない。AKB48って劇場に立ってみないと分からないから」と話す。ただ「原石がいたことは確か。ダイヤモンドを磨くにはダイヤモンドなんだよね。だから、高橋みなみや大島優子らメンバーが、どう彼女たちを磨いていってくれるか。それが今イベントの楽しみ。早く、たかみなや優子の意見を聞いてみたいね」と期待に胸を膨らませていた。

 ドラフト会議本番では、48グループ全10チームから指名を受けることになるが、今後は当日までに、各グループ公式サイトなどに、候補者たちの紹介情報が公開されていく予定だ。【瀬津真也】