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カンヌ最高賞候補作の上映中止を要求

 第60回カンヌ国際映画祭の最高賞「パルムドール」候補作の1つで、イラン革命後の少女の生活や社会の変化を題材にしたフランス制作のアニメ映画「ペルセポリス」にイランの政府系文化財団が20日までに抗議し、23日に予定されている映画祭での上映を中止するよう求めた。

 AP通信がイラン国内の報道として伝えたところによると、この財団は在イラン・フランス大使館にあてた抗議文で、作品を「栄光あるイスラム革命の成果の非現実的な面を見せている」と批判した。映画のどの部分を問題視したのかは不明。

 「ペルセポリス」は、イラン生まれで現在はフランス在住のマルジャン・サトラピさんの自伝的漫画が原作で、サトラピさん自身が監督した。

 作品は、1979年の革命後の女性の服装規制などの社会変化やイラン・イラク戦争に翻弄(ほんろう)される人々を少女の目から描いた。原作は10カ国語以上に翻訳され、話題になった。

[2007年5月21日12時59分]


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