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作品紹介

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT

出演
ルーカス・ブラック、BOW WOW、ナタリー・ケリー、ブライアン・ティー、千葉真一
監督
ジャスティン・リン
製作
ニール・モリッツ
配給
UIP映画
公開日
9月16日(土)より有楽座ほか全国一斉ロードショーー

ストーリー

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFTの写真1

 カリフォルニアで閉塞的な毎日を過ごしている高校生、ショーン・ボズウェル(ルーカス・ブラック)にとって、車は唯一の心のよりどころ。ある日、ハイスクールの花形アメフト選手に因縁をつけられた彼は、ストリート・レーシングの勝負を受けて立つ。愛車の古いムスタングを駆って、チューンアップされた新車を操るライバルに競り勝つショーンだったが、建設現場を荒らしたあげく衝突事故を起こして補導される。これが車がらみの3度目の逮捕で、少年院行きは逃れられない。自由を奪われるか、街を出るかの選択を迫られ、ショーンは軍人である父を頼って日本へ飛ぶ。

 厳格な父との間に壁を感じ、言葉や文化の違いに戸惑いながらも、ショーンの新しい高校生活が始まった。孤独をつのらせる彼に声をかけたのは、同じアメリカからの留学生トウィンキー(BOW WOW)。ショーンが車好きであることを知った彼は、深夜の立体パーキングへと誘う。そこはスピード・フリークが集うアンダーグランドのレース場。新参者のショーンは、無敵のストリート・レーサーで、ヤクザとつながりを持つD.K.(ブライアン・ティー)に目をつけられ、いきなり勝負を挑まれる。D.K.とは“ドリフト・キング”の略で、文字通りドリフト・レースにかけては右に出る者がいない。D.K.の片腕ハン(サン・カン)の車を借りてドリフトに挑戦したショーンは、カーブを曲がりきれずに完敗を喫し、その上、ボロボロになった車を弁償するためにハンの借金取立ての仕事を手伝うハメになる。

 しかし、おかげでショーンには仲間ができた。密かにD.K.を潰したいと思っているハンは、ショーンのドライビングテクニックをみこんで、ランエボをあたえてドリフトの練習をさせる。ハンが所有する整備工場にはトゥインキーやメカニックの女の子、レイコ(北川景子)らが集い、ショーンの特訓を見守っていた。また、同じクラスのオーストラリア出身の少女で、D.K.の恋人ニーラ(ナタリー・ケリー)も自分と同じような境遇のショーンに好意を寄せるようになる。

 しかし、それに気づいたD.K.はショーンに“ニーラに近づくな”と警告。さらに、ハンが組織の上がりを着服していることが判明。ヤクザのボスである叔父のカマタ(JJサニー千葉)に責められたD.K.はハンの粛清に乗り出した。車で逃げるハンを追うD.K.、その後を追うショーンとニーラ。そしてハンの車はハンドルを切り損ねてクラッシュ、炎上する。もはや後戻りの出来ない道に脚を踏み入れたことを悟ったショーンはカマタに直談判し、D.K.とドリフトレースで決着をつけたいと申し出た。勝負の場は、D.K.しか完走した者がいないという深夜の峠。急カーブと断崖が待つ危険なコースで、プライドと自由を賭けた壮絶な戦いが幕を明ける…。

イントロダクション

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFTの写真2

 カラフルなペインティングに彩られ限界ギリギリまでチューンアップされたメカ、高速度を体感させ背筋をゾクゾクさせる映像、そして極限に挑むアウトローの炎のような情熱。21世紀のカーアクションをリードする「ワイルド・スピード」シリーズは、2001年の第1作、2003年の「ワイルド・スピードX2」と、こうしたエキサイティングな要素を押し広げながら爆走し続け、全世界で通算4億4千万ドル以上の興行成績を上げて、累計2000万本以上のDVD売り上げを記録するという熱狂的なブームを呼び起こした。そして2006年、シリーズは劇的な進化を遂げる。待望の第3弾「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」の登場だ。

 ロサンゼルス、マイアミと舞台を変え、スタイリッシュでクールなカーアクションを追求した製作チームがキャラクターを一新して、新たに目指した高速バトルの舞台は国際都市、東京。雑踏を引き裂き、アンダーグラウンドの熱気を沸騰させ、危険きわまりないドリフトレースが幕を開ける!

 ドリフト走行は今やスポーツドライビングの世界的トレンドだが、元々は山間のワインディングロードの多い日本で誕生したもの。スピードを出したまま後輪をカーブの外側にスライドさせる瞬間の興奮は、走り屋なら誰でも体感したことがあるだろう。そのビジュアル的な魅力に注目した本作では車体の振動をダイナミックにとらえ、俯瞰(ふかん)映像を効果的に交えながら時速100キロ以上の速度で駆け抜けるカーブのスリルをあますところなく体感させる。クライマックスの峠のバトルはもちろん、ストリートで、立体パーキングで、アドレナリンが噴出する見せ場が続出。新宿の大ガード下を潜り抜け、渋谷のスクランブル交差点の人波を引き裂いて繰り広げられるカーチェイスには誰もが驚かされるだろう。カーブの多い日本の車道は、まさにデンジャラスそのもので、ノンストップカーアクションの格好の舞台装置として機能するのだ。

 チューンドカーの凝ったデザインも本シリーズの大きな見どころだが、今回の車もマニア垂涎の“豪華キャスト”と呼ぶべきラインアップ。真っ赤な車体に稲妻のようなラインが走るランエボ9、ブラックの車体にグレーの模様が光るフェアレディ350Z、オレンジと黒のコントラストが目映いRX-7、青い光沢とオレンジの斜めのラインがスポーティーな雰囲気を醸し出すシルビアS-15、などの日本車に加えて、コミックキャラ、ハルクをイメージしたグリーンのフォルクスワーゲンなどが登場。高性能を誇るのみならず、見た目にもクールなこれらのレースカーが凄まじい排気音を立ててストリートを疾走してゆくさまは、まさに圧倒的である。

 ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカーに続く3代目スピード・キングを演じるのは「プライド 栄光への絆」「ジャーヘッド」等で注目される若手実力派ルーカス・ブラック。ハイスクールではアウトローで、スピードの興奮に生を実感する主人公ショーンを、ウエスタンのガンマンを思わせるクールな存在感を漂わせながら好演している。また、彼の相棒となる高校の同級生トウィンキーにはアメリカのティーンに絶大な人気を誇るラッパー、BOW WOW。小柄な体躯にエネルギッシュな行動力を秘め、得意のマシンガントークも披露して、コミカルな味のあるキャラクターを軽妙に演じた。そしてヒロイン、ニーラには、これがメジャー作品初出演となる新星ナタリー・ケリー。不敵な笑みと上目づかいが鮮烈な“ドリフトキング”D.K.役に「ディック&ジェーン/復讐は最高!」の日系人アクター、ブライアン・ティー、ショーンと友情を育むハン役に「パール・ハーバー」のサン・カンがそれぞれふんし、印象深い演技を見せる。日本からは、映画出演はわずか2作ながら大抜擢されたモデル出身の北川景子の出演が話題に。また、「キル・ビル」でハリウッドを唸らせた千葉真一がJJサニー千葉名義で出演、ヤクザのボスにふんして貫禄を示しているのも見逃せない。この他、妻夫木聡、柴田理恵、KONISHIKIが顔を見せている。エンディング・パートでシリーズ縁のスターがカメオ出演しているのもファンには嬉しいところだ。

 監督は、インディーズ作品“BETTER LUCK TOMORROW”で注目を集め、この後は韓国映画「オールド・ボーイ」のハリウッド・リメークを手がけることが決定している俊英ジャスティン・リン。シリーズをアクティブに活性化させた若々しい演出は、今後のハリウッドでの飛躍を大いに期待させる。製作は前2作と同様にニール・H・モリッツが担当している。

 また、毎回話題になるサウンドトラックには、TERIYAKI BOYZによるオリジナル曲「Tokyo Drift」をはじめとして、5.6.7.8.’S、DRAGON ASHといった最先端の和製ヒップホップ&ロック・チューンを投入。さらに、モス・デフ等のヒップホップ勢や元ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュ等のハードロック勢も参加、ネオンにあふれた東京の極彩色の夜景にマッチした刺激的なナンバーが並んでいる。



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