「メッセージ性欠けた」日本の敗因を分析
「メッセージ性がなかった」「アニメに金獅子賞は時期尚早」。ベネチア国際映画祭最終日の6日、宮崎駿監督らの日本映画3本はいずれも主要賞を逃した。映画祭を取材した海外記者らに日本映画の“敗因”を聞いた。
中国の情報サイト網易の盤思佳記者(女性)は「宮崎監督の『崖の上のポニョ』は人々を楽しませる作品。私も楽しめたが、残念ながら金獅子賞に必要なメッセージ性がなかった」と分析。
イタリア中部ボローニャのラジオ局のリベルティ記者(同)は「日本3作品のうち2本がアニメ。ベネチアのような権威ある映画祭でアニメに金獅子賞を与えるのはまだ勇気がいる」と語った。近年、中国などアジアの作品が主要賞を取り続けていることから「ひと息入れたかったのではないか」とも指摘した。
ロシアの国営テレビの映画担当コメンテーター、クレバノフさん(男性)は「映画祭の審査員は、何か新しいものを提示したがるもの」と話し、既に欧州の映画祭で評価を得ている宮崎、北野武両監督の名前に、新鮮味が欠けた点を挙げた。
[2008年9月7日9時0分]
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