直下型地震と超大型台風に襲われた東京のパニックを描く映画「252

 生存者あり」(水田伸生監督、12月6日公開)の完成会見が16日、都内で行われた。未曾有の災害にハイパーレスキュー隊が立ち向かう作品。高潮の直撃を受けた台場のフジテレビ本社が壊れる映像が盛り込まれるが、製作したのが日本テレビとあって取材陣は興味津々。両局のライバル関係をあおる質問も飛び出した。

 劇中で描かれるのは、フジ名物の球体展望台が無残に海に浮かぶ場面だ。高潮を受けて同局ビルから分離したもので、これを試写で見た記者から「同じレスキューではフジの『海猿』があります。そういえば、フジの局舎も壊れますよね」と突っ込まれると、主演の伊藤英明(33)は苦笑いした。