俳優渡部篤郎(41)が10日、都内で、長編初監督作品となる「コトバのない冬」(20日公開)の完成披露イベントを行った。北海道を舞台に、普通に幸せに暮らす女性と言葉の話せない男性との人間模様を描く。渡部は「自主制作のようなもので、飛行機の手配や弁当の手配も自分でやりました。出演者の仲間が背中を押してくれてできた」とあいさつした。

 共演の広田レオナは「撮影中に遭難し、死ぬ思いで撮影したシーンがカットされていた」。高岡早紀は「6年前に撮影し、ようやく公開されることがうれしい」と語った。