1977年(昭和52)10月に初公開された映画「幸福の黄色いハンカチ」が、デジタルリマスターされ、10日から全国公開される。それに先立ち7日に、都内の東劇で特別試写会が行われ、山田洋次監督(78)と俳優武田鉄矢(60)が出席し、トークショーを行った。
2人はトークショーの前に、東劇内に設置された「幸福の黄色いハンカチ広場」で、黄色いハンカチにメッセージを書きボードに張り付けた。この広場は北海道夕張市のロケ現場跡地につくられているものを、上映期間中に限り再現したもので、広場には放映当時に受賞したトロフィーなども飾られている。
武田はトークショーで「人生の1つのスタートライン。学んだことは生涯忘れません。いろいろな現場で取り出す、僕にとって永遠の教科書です」と、目にうっすら涙を浮かべながら語った。山田監督は第1回日本アカデミー賞で、全8部門を受賞した当時を振り返り「(日本)アカデミー賞自体初めてで、米国のものまねみたいなことをして、いいの?
と思ったら全部取った」と言い、笑った。
映画は米国の作家ピート・ハミルの小説が原作だが、原点とも言うべき米国でリメークされ、「イエロー・ハンカチーフ」の名で6月26日から公開される。山田監督は「もともと、米国が舞台なので、米国でやった方がより魅力が出ると思った。リメークはうれしい」と喜んだ。



