【カンヌ(フランス)17日(日本時間18日)=小林千穂】北野武監督(ビートたけし=63)の新作「アウトレイジ」(6月12日公開)が、第63回カンヌ映画祭コンペティション部門で正式上映された。上映後には3分半のスタンディングオベーションで称賛され「客をKOした」と喜んだ。評価は賛否両論だが、バイオレンス作品だけに反応は想定内で、海外セールスも好調。現地時間23日の授賞式でパルムドールなど各賞が発表される。

 「アウト-」の評価はかなり割れている。これまで上映された8作品の中では最下位と厳しい。しかし地元紙は、北野監督と作品に2ページを使う破格の扱いだ。「キタノはKO?」と見出しを掲げているが「足りないのはパルムドールだけ」「今年はキタノイヤー」などと評価し、監督賞(グランプリ)に北野監督を挙げた。