米映画「ザ・コーヴ(入り江)」(ルイ・シホヨス監督)に出演した、活動家のリック・オバリー氏(70)が8日来日した。日本のイルカ猟を批判した内容の映画に対し、抗議電話や街宣予告が続き、上映予定の26館中3館が上映中止を発表するなど、社会問題となりつつある。その現状に、同氏は「私は日本に戻って来られてうれしい。日本がとても大好きだ」と親日の姿勢を強調した。そのうえで「アカデミー賞だけでなく、数多くの賞を受賞していることこそ、この映画のエンターテインメント性を物語っている。映画館のオーナーの皆さんに、ぜひこの映画を上映してほしいとお願いしたい」と切実に訴えた。