北野武監督(ビートたけし=63)の新作映画「アウトレイジ」の初日舞台あいさつが12日、東京の新宿ミラノで行われた。

 北野監督は開口一番「どうも、監督の山田洋次です」と笑わせ「かつて、まるきり入らない映画を作ってしまい、プロデューサーに『どうか入る映画を』と言われて、エンターテインメント色を濃くした」と説明。三浦友和、椎名桔平、加瀬亮、杉本哲太らが「監督には特に(演出で)何も言われていない」と口をそろえると、北野監督は「これだけキャリアがある役者がそろうと、楽だった。楽屋にマリフアナたいておくと、みんな勝手にやって帰ってくれた」。

 ほかに国村隼、塚本高史、石橋蓮司、中野英雄、小日向文世が出席。155スクリーンで公開され、100万人動員を目指している。