米俳優ウィル・スミス(41)が、キスシーンを実演指導した。5日、都内のホテルで、プロデューサーを務めた米映画「ベスト・キッド」(ハラルド・ズワルト監督、14日公開)の来日会見に出席。主演で息子のジェイデン・スミス(12)がキスシーンを演じたことが話題になり、撮影現場にいた妻で共同プロデューサーの女優ジェイダ・ピンケット・スミス(38)が「口を開けるな、というアドバイスをしました」と笑顔。夫のウィルは「本当だよ。『7つの贈り物』という映画でキスシーンがあって、ママから『口を開けてはダメ』って言われたんだから」と話し、夫婦は壇上で軽くキス。客席から「ヒュー!」と冷やかしの歓声と拍手が起きた。

 その後もウィルのキス講座は終わらない。「映画をスクリーンで映されると唇が大きくなってしまうので、口を開けるとクジラのように見えてしまう(笑い)。キスしているというより、相手を飲み込むような絵になる。息子よ、これからも注意してね」。ジェイデンは「お父さんは口を閉じていた方がいいよ」と、おしゃべりな父親を冷ややかに見つめていた。師匠役で共演したジャッキー・チェン(56)も同席した。