小惑星探査機「はやぶさ」を開発した研究者と、12月公開予定の「宇宙戦艦ヤマト」実写版映画の監督が18日、文部科学省を訪れた親子連れ約70人を前に宇宙や映画に対する思いを語り合い、子どもたちに「夏休み中に物に触れて工作をして」「夜空の星を見上げてほしい」と呼びかけた。

 対談したのは、はやぶさのイオンエンジンを担当した宇宙航空研究開発機構の国中均教授と、木村拓哉主演の映画「SPACE

 BATTLESHIP

 ヤマト」(東宝)の山崎貴監督。

 山崎監督は、はやぶさについての本を読み感動したといい、「限られた予算で良い物を作ろうとしていたと知り、親近感を覚えた。映画のスタッフも勇気づけられた」と話した。

 会場からは「イオンエンジンで大変だったことは何でしたか」「なぜほかの星ではなくて(小惑星)イトカワに行ったのですか」と、質問が相次ぎ、国中教授は「壊さないで使い続けること」などと、1つ1つていねいに答えていた。