【ロサンゼルス25日=千歳香奈子通信員】大ヒット米映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ4作目が製作されることが分かった。俳優ジョニー・デップ(45)が、前3作に続いて主人公の海賊ジャック・スパロウを演じる。公開は3年後の11年の予定。

 デップはウォルト・ディズニー・スタジオの新作ラインアップ発表会に出席し、「パイレーツ4」を含め、3作品に出演すると話した。製作はジェリー・ブラッカイマー氏が再び務める。話のあらすじは決まっておらず、3作続けて出演したオーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイの出演も未定。

 製作側は昨年公開された第3作「パイレーツ・オブ・カリビアン

 ワールド・エンド」がシリーズ完結編としていたが、世界的なヒット作品の続編待望論はファンからも強く、デップも海賊スパロウに愛着を持っていた。「ワールド・エンド」のプレミアイベントで、デップは「今回が終わりかどうか分からない」と、続編への期待を話したこともあった。

 日本では元メジャーリーガー新庄剛志氏が応援プロデューサーを務め、映画を盛り上げた。日本で行われたイベントでは、ブラッカイマー氏が新庄氏に「もし第4部があるなら出演を考えたいね」と、オファーするサプライズもあった。もしかしたら、デップと共演、というシーンが見られるかも!?

 デップはほかに、ブラッカイマー氏がプロデュースする「ローン・レンジャー」とティム・バートン監督の「不思議の国のアリス」に出演するとしている。