【ニューヨーク=鹿目直子通信員】米俳優ブラッド・ピット(44)が、新作映画のプレミア出席のために訪れた映画館で、警備員に取り押さえられるハプニングがあった。10日夜、プレミア会場のロサンゼルスの「ブルイン・シアター」に到着した直後、背後にいた警備員から両腕をねじり上げられ、つまみ出されそうになった。パパラッチを捕まえたつもりだった警備員は、ピットの顔を見て、ようやく間違いに気づいたという。

 腕をひねり上げられたピットは「オレを誰だか知らないのか」という顔をしていたという。米ニューヨーク・ポスト紙などによると、ハプニングがあったのは、新作映画「キュリアス・ケース・オブ・ベンジャミン・バトン」のプレミアが行われた映画館の入り口付近。ピットがパパラッチの一群に囲まれて会場入りすると、警備員が素早く反応。パパラッチの一群の中にいたピットの右腕をつかんで体をぐるりと回転させ、左腕もつかんで壁に押しつけようとしたという。

 警備員の一連の動作は、警護対象に危害を加える危険のある不審者を排除するための逮捕術の1つ。警備員は結局、ピットの顔を正面から見て、初めて間違いに気づいたらしい。大変な間違いに気づいた警備員は、思わず口をあんぐりと開け、くわえていたパンフレットを落としてしまうほどの驚きようだった。

 一部始終を目撃したカメラマンの1人は「警備員がピットをパパラッチの1人と勘違いした、という印象を持った。ピットの腕をあまりにも素早く、乱暴につかんでいたからね」と話した。プレミア終了後、米ピープル誌の取材にこたえたピットはこの一件を笑い飛ばし「今日のパパラッチたちは警備のための柵を通り抜け、関係者以外立ち入り禁止のエリアに入るなど、いつもより激しかったが、結局はいつものことだから慣れているよ」と、話したという。