携帯小説の映画化から、またも新たなヒロインが生まれる。昨年のTBS系ドラマ「ブラッディ・マンデイ」に出演した川島海荷(14)が、今秋公開の映画「携帯彼氏」(船曳真珠監督)で初主演することが22日、分かった。新垣結衣主演で映画化された「恋空」(07年)や南沢奈央主演の「赤い糸」(08年)に続く携帯小説のヒット作で、川島は連続死亡事件の謎に迫る女子高生を演じる。

 「ブラッディ・マンデイ」で主役ハッカー(三浦春馬)の妹を演じた川島が、映画初主演を決めた。小学6年生でスカウトされた後、06年夏のTBS系ドラマ「誰よりもママを愛す」で子役デビュー。まだ芸歴4年目と短いが、テレビドラマや映画出演を重ね、演技力を磨いてきた。

 「携帯彼氏」は、携帯サイトで配布されている女性対象の恋愛シミュレーションゲーム。劇中では、このゲームをダウンロードした人々が怪死を繰り返し、川島はこの謎に迫る女子高生を演じる。「このお話をいただいた時は驚きました。主演というプレッシャーもありますが、それを突き飛ばす気持ちで演技したいと思います」と力を込めた。

 この作品は、ケータイ小説総合サイト「魔法のiランド」で連載され、約180万人の読者を記録。このジャンルでは異色のホラーとして、話題になった。川島は「ホラーは初挑戦で不安ですが、原作の小説とは別の魅力ある作品にしたい」と意欲的だった。

 目標とする女優は、宮崎あおいや所属事務所の先輩でもある新垣だ。昨年12月発売の写真集「青のコリドー」に自分のサインを入れて新垣に届けてもらったが、写真集と一緒に写った新垣のメールが返ってきて感激した。「新垣さんみたいな女性になりたい。常に自分の役を大切に演技したいです」。

 「かいか君」と男児に間違えられたことのある名前は祖母が好きな「海」に両親の好きなハスの花の意味がある「荷」と合わせて「花のように美しくきれいな心を持った子になるように」と命名された。海に咲くハスの花。誰も見たことのない光景を秘めた名前に川島は「すごく気に入っています。響きもかわいいし、海も花も大好き」と誇りに思っている。