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石坂金田一30年ぶり犬神家
- 映画の出演者発表会に出席した左から松嶋菜々子、市川崑監督、石坂浩二
市川崑監督(90)石坂浩二(64)主演で30年ぶりに映画化される「犬神家の一族」(来年公開)の製作発表が5日、都内スタジオで行われた。横溝正史ブームを起こした76年の映画のリメークとあって、6年ぶり映画の松嶋菜々子(32)、市川作品初出演の松坂慶子(53)、政界引退で10年ぶりに俳優に復帰する中村敦夫(66)ら豪華な顔ぶれが並んだ。
市川監督とのコンビで5作品で金田一耕助を演じた石坂は「同じ役で驚いたが、年齢不詳の設定で気が楽。前回はパーマをかけたりしてモシャモシャ頭にしたけど、今回は最後の毛になる可能性もあるので、そこまでやる勇気はなかった」と笑わせた。警察署長役の加藤武、神主役の大滝秀治も前回と同じ役で出演する。
松嶋は「市川監督と初めての仕事で緊張しますが、真っさらな気持ちで飛び込んでいきたい」と意欲をみせれば、市川監督は「これだけの俳優たちに参加していただき感激。どう活躍させるか楽しみ」と話した。前作の製作費は2億1000万円だったが、今回は約10億円という。
[2006年4月6日7時34分 紙面から]
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