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ウエンツ「キャプテントキオ」映画初主演
デュオWaTとして歌やバラエティー番組で活躍中のウエンツ瑛士(20)が映画に初主演することが16日、分かった。来春公開予定の「キャプテントキオ」(渡辺一志監督)で映画好きの少年フルタを演じ、映画製作を禁じる悪の支配者=都知事役の泉谷しげる(57)と対決する。
物語の舞台はロックと暴力が支配し、映画製作が禁じられた近未来の首都「トキオ」。大地震で日本と隔離され、無法地帯と化した首都でフルタとロックスターを夢見るニッタ(中尾明慶=17)が成長する。「若者」対「大人」というテーマを含み、その象徴としてウエンツと泉谷の対決を設定。都知事の依頼でフルタが念願の映画製作に取り組むが、都知事のPR映画に改ざんされてしまうシーンを盛り込み、純粋さを利用するずるい大人に立ち向かう姿も描く。
ウエンツは「仮面ライダー THE FIRST」(05年)で映画初出演。TBS系「正しい恋愛のススメ」(05年)でドラマ初主演など役者経験はあったが、芸歴はバラエティー色が強かった。しかし、小沢俊晴プロデューサーは「演技経験は少なくても、旬で人気が高く、反応が速いことが起用の決め手」と説明。8日から北九州市で始まった撮影では、渡辺監督が「ウエンツ君の要求に対する勘の良さは我々の想像以上」と舌を巻いている。
ウエンツは4月から「あいのり」「ポンキッキ」「雨ニモマケズ」と、一気に3本もテレビのレギュラー番組を増やした。多忙を極めるが「先輩方と映画について熱く語らいながら一緒に仕事ができることに喜びを感じています」とコメント。役者としての飛躍も誓っている。
[2006年4月17日7時13分 紙面から]
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