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「となり町戦争」江口&知世が初共演
- 映画「となり町戦争」に主演する江口洋介、原田知世
16万部を売り上げたベストセラー小説「となり町戦争」が江口洋介、原田知世(ともに38)主演で映画化されることになり、15日に愛媛県東温(とうおん)市でクランクインする。撮影を前に、市議会議場を使って製作発表会見が行われた。同市は実動部隊を組織し全面支援する予定。初共演の江口と原田も「いいセッションをしていきたい」と話した。渡辺謙作監督(34)がメガホンを取り、来春公開予定。
ある日突然「となり町」との開戦が宣言され、町役場から偵察要員に任命される-。現実感がないまま、着実に進んでいく戦争を描いた衝撃作の映画化だ。江口は偵察要員になる旅行会社員、原田は町役場の職員を演じる。
原作でも映画でも、どの地方を舞台にしているかは特定されていないが、撮影には愛媛県東温市が全面協力を申し出た。04年に合併で誕生した同市は、この映画を町おこしのきっかけにしたいと期待している。市役所7課から16人を集め「となり町戦争推進班」を編成、ロケ地確保や道路使用許可、エキストラの用意、広報などを行う予定だ。
実は、作品にも「となり町戦争推進係」が登場する。推進する対象が、映画か戦争かという大きな違いがあるが、ユーモアをきかせた企画に、職員たちも大乗り気だという。全面協力に、配給の角川ヘラルド映画は「先行公開も考えていきたい」と話している。
主演2人も、同市での撮影に期待している。江口は「すごくありがたいです。フットワークが軽いので、どんどん話し合って作っていけそう」、原田も「地元の人たちとの出会いを楽しみにしています」。
また、江口と原田は意外にも初共演。江口は「すごく楽しみです。学生のころ、原田さんはとにかくすごく人気だった。原田さんのイメージをどんどん取っ払って、いいセッションをしたい」、原田も「いつか一緒にできればいいと思っていました。この作品で出会えてよかったです。私もいいセッションができればと思います」と、クランクインを前に息ぴったりだった。【小林千穂】
[2006年5月15日9時2分 紙面から]
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